先日、受験した某国立大学医学部医学科の合格発表がありました。
結果は不合格でした。
この記事では勉強したことの総振り返りと受験の感想をダラダラ書きます。
不合格の原因
不合格となったら反省点は沢山でてくるものだと思いますが、実は勉強過程における反省点はほとんど無いです(勉強計画は遅れまくってたけどまぁいつものこと)。
唯一の失敗と呼べる失敗が本番の二次数学でした。
数学のある大問で、問題文の不等号を何故か逆向きにして最後まで計算してしまっていました。
数学の1大問あたりの配点がバカでかい大学なので、それで70点くらいは消し飛んだと思います。
問題文の読み間違えだと流石に部分点を与えようにも与えられないでしょう。
合格発表後に予備校の解答例を見たのですが、一瞬脳が止まってしまいました。
この不注意は一生治らないんでしょうね......解答を見たときは本当に時間を戻したくなった。
この記事書いてたらまた不等号がフラッシュバックしてきた。
もちろん、そのミスが無かったら受かってたかどうかなんて分かりません。
ただ、もしその不等号のミス無しでも不合格だとしたら、それはもう10月から受験勉強を始めたという時点で不合格が確定していたということだと私は思っています。
それくらい最効率で総合点をあげることができた自信があります。
ということで以下その受験勉強の振り返り。
受験勉強総振り返り
各月の勉強時間とやった勉強を大まかにまとめて書きます。
細かいとこズレてるかもしれないけど許してください。
一応各月の詳しい勉強は医学部受験記カテゴリーにまとめてあります。
10月
1日平均5~6時間勉強してた気がします。
今までの受験勉強で一番頑張った期間。
ちなみに10月の勉強時間はほぼほぼ化学にあてられました。
化学はスタサプ(化学基礎・無機化学・理論化学(スタンダード)・有機化学(スタンダード)をやったあと、リードライトの化学基礎と化学をやりました。
数学は緑チャートをやりました。ほぼペンを動かしていないので一瞬で終わりました。
英語は朝食時に『Distinction2000』で単語暗記やってました。
11月
ちょっとサボってしまって勉強は1日平均3~4時間。
数学はYouTubeの『高校数学が面白いほどわかる』というシリーズの数Ⅲを6~7割観ました。
普通に内容は良かったけど、後から考えると時間がかなり食われてしまった印象。
英語はスタサプの英文法を受けました(厳密には12月まで割り込んだ)。
冒頭で「勉強過程における反省点はほとんど無い」といいましたが、このスタサプの英文法を受けたことは反省点です。
今回の大学受験を利用して英文法をおさらいしようと思い、受講しました。
普通に講義は面白かったのですが、私の受験戦略を考えると受講は避けるべきだったのかなと。
ノー勉で共テ英語9割取れてた時点で、他に時間割くべきでした......が英文法おさらいしたい欲に抗えず。
復習もしなかったので本当に意味なかったと思います。
化学はリードライトの復習をした後で、『化学基礎問題精講』をやりました。
物理は『新・物理入門』、『はじめて学ぶ物理学』、『物理教室』の気になる分野のみ拾い読みした後で『良問の風』を解きました(力学のみ12月に割り込み)。
12月~共テ
面倒なので共テ前と共テ後で分けます。
11月に勉強時間が減ったことによる危機感から少し勉強時間が増え、1日4~5時間勉強。
12月から本格的に国語と社会を始めました。
国語は『重要古文単語315』、『八澤のたった6時間で古典文法』、『漢文道場 基礎編』の3つをやりました。
社会は倫理を選択し、『蔭山の共通テスト倫理』を読んだ後、『直前30日で9割とれる 吉見直倫の 共通テスト倫理』をやりました。
英語は『1カ月で攻略! 大学入学共通テスト英語リーディング』を8割ほど、それのリスニング版を6割ほど解きました。
数学は『きめる! 共通テスト数学ⅠA&ⅡB』をやったあと、『短期攻略』で苦手分野のみ1周。
あとは駿台の共テ予想問題集。
物理は『カテゴリー別 大学入学共通テスト対策問題集 物理』と駿台の予想問題集。
化学は『共通テスト化学 実験・資料の考察問題24』、『大学入学共通テスト 化学 実戦対策問題集』をやった後、駿台の予想問題集をやりました。
共テ後~二次
共テ後1週間はほぼノー勉、二次前の2週間ちょいも全然勉強せず。
その間の2週間くらいだけ1日3~4時間勉強してた気がする。よく覚えてない。
とにかく受験に萎えてた。
数学は『CanPass数学Ⅲ』と『マスト160題』をやりました。
英語は『基礎英作文問題精講』の暗唱例文100個暗記しようとして恐らく20個くらいしか暗記できず。
あとは試験前日に『基礎英作文問題精講』の自由英作の模範解答をいくつか丸暗記していきました。
本番でそのうちの1つを書けたのが嬉しかった。落ちたけど。
物理は『物理基礎問題精講』の例題だけ一周して終わり。
今更だけどこの問題集、演習問題までやったらかなり力つきそうだなと思いました。
化学は『Doシリーズ 福間の無機化学』と『Doシリーズ 鎌田の有機化学』をそれぞれ一周。
その後、別冊の暗記ブックみたいなのも一周しました。
あと『スタンダード問題230選』の理論分野のみやりました。
「もっと勉強できただろ」とか言われそうですが、自分は時間が巻き戻っても絶対に勉強時間は増えないと断言できるので、「もっと勉強しておけば...」とは全く思いません。
長時間勉強する才能が無いので、人より短い勉強時間でどうするかをずっと考えていました。
数学やらなすぎて数学で落ちるかなーと思っていましたが意外と耐えました。
......いやまぁ実際、前述の本番のミスで結果酷いことにはなったんですが()、二次数学力自体は問題ありませんでした(なお共テ)。
反省点である、スタサプ英語に費やした時間ですが、その時間は共テ数学対策に当てるっていうのが良かったのかもしれませんね。点数が変わってたかは自信ありませんが。
全体で見れば、化学という極端に苦手かつ覚えれば点になる科目に極振りした戦略は間違ってなかったと、不合格になった今でも思っています。
受験感想
受験感想。
えー、受験は運ゲー(原点回帰)。
マークミスをしない、問題文を読み間違えない、数学ジャンケンに勝つ(自分の場合確率出たら負け。負けた)、英作お題ジャンケンに勝つ(勝った)...etc.
もう奇跡の何乗必要なんだよ......
その運ゲーで下ブレ引いても受かる人が本当の実力者なわけですが、自分はそんな器じゃない。
運ゲーで滑り込む以外の戦い方を知りません。というかできません。実力がないので。
嬉しかったのは、苦手な化学が人並みくらい?にはできるようになったことですかね。
あれ理系科目だと思っちゃダメです。世界史だと思って勉強したら点数上がりました。
受験小話
最後にちょっとした小話。
私の受けた大学は共テの足切りが実施されたのですが、足切り発表で自分の番号が見つかりませんでした。
「マークミスしたのかー」と思いつつ、友人と通話していたのですが、不合格を友人に伝えたらその友人に「一応確認したいから受験番号教えて」と言われたので、番号を教えました。
結果、私の受験番号はありました。
不注意やばすぎて自分の受験番号すら見つけられませんでした。
こーれは数学で不等号逆に見間違えますわ(トラウマ)。
その友人が確認してくれなかったら、二次試験を受けに行くことすらしていませんでした。
その友人はブログを見ているそうなのでここでも感謝を伝えましょう。
ありがとうございました。
次、面接の話。
医学部は面接があります。
友人と受験の諸々の話になった時に「一応確認だけど、まさか面接に私服で行こうとか思っていないよね?」と言われました。
素で「まさかスーツとか着るの?」と返してしまいましたが、
「面接会場で私服はまずいない。医学部は皆と同じことができる人を求めているから私服なんて着ていったら一発で弾かれる」だとかなんだとかそれっぽい理由で説得され、ちゃんとスーツで行きました。
ちなみに試験会場では誰ひとりとして私服はいませんでした。
募集要項にスーツで来いとか全く書かれてないのに私服一人もいないのすげーって思いました。
思えば編入試験のときも自分以外は制服かスーツだったかも。
あんな動きづらいものよく耐えられますね。
ダボダボパーカーしか勝たん。
何はともあれ、友人が指摘してくれてなかったら100%私服で行っていたので、これまた友人に感謝。
これで書きたいこと全部書きましたかね。
とりあえず4月に理学部3年次編入学です。
単位引き継ぎのために京大のシラバスかき集める作業苦痛すぎる。
これ物理の勉強しないで4月迎えるんじゃないか。
不安97%、ワクワク3%くらい。
あと受験熱冷めないうちに色々大学受験系の動画出したいですね(n回目)。