凡庸京大生の自由帳

京大卒ニートの自由帳

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数検1級(第372回)の初受験感想

追記

受験結果届いたので載せておきます

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さて先日、数検1級を受けてきたので感想を書きます。

 

1ヶ月で詰め込んだ全てをぶつけてきました。

(勉強の進捗とかは前回の記事に書いています。)

 

  

結論から言うと、一次試験は計算ミスとの戦い、二次試験は普通に分からん!って感じでした。

 

 

一次と二次に分けて書いていきます。

 

一次試験

一次試験は解答欄に答えのみを記入する形式で全部で7題。

7点満点中5点以上で合格です。

 

今回は問題4と問題5のみ小問2つに分かれていましたので、問題4と問題5はそれぞれ0.5×2点で、その他は1問1点という内訳ですね。

 

 

自分は一応全問答えを出すことができたのですが、試験中ずっと「こんなの絶対計算ミスするじゃん...」と思いながら解いていたので全く合格を確信できませんでした。

 

 

そして案の定、問題3の外積祭りと問題7の連立微分方程式で計算ミス、また問題5の①は普通に解けていなかったという恥ずかしいオチ。

 

自己採点の結果、7点満点中4.5点ということで不合格が判明しました!

 

大学受験の時から、自分は計算ミスを無くすのは無理だと諦めてるので、やはり問題5の①を落としたのが敗因ですね。

 

二次試験

二次試験は特に指示がない限りは答えを出すまでの過程もすべて記述する形式です。

 

問題は全部で7題載っていますが、問題6と問題7が必須問題で、残りの5題から2つ選べばいいので解くのは4題です。

 

4点満点中2.5点以上で合格です。

 

 

私はこの二次試験には歯が立ちませんでした...

 

問題6はエルミート行列の対角化。

(1)は固有値を出すだけ。(2)の対角化では計算が煩雑になってしまい、答えもありえないほど汚くなってしまったのでおそらくバツでしょう...

 

問題7は(1)は一応答えは出せました。(2)は何も分からず。

 

 

そうこうして次は選択問題に向かうわけですが、選択問題は問題4の統計分野を解こうと最初から決めていました。

 

母平均の差の検定の問題でしたが、問題文を読んでる途中で思いました。

 

「あ、母平均の差の検定なんてでるんだ...どうやるんだっけ??^^;」

                                                                                  ~Fin~

 

この時点で二次試験も不合格を確信しました笑

 

一応マセマの統計は一通り読んではいたのですが、いかんせん時間がなかったので優先順位をつけており、一番最後の母平均の差・比の検定は流してしまっていました。

 

適当に勉強した結果です。

 

 

とりあえず他に解けそうなのはないかなーと各問題ちょこちょこ手をつけますが、結局問題1に落ち着きます。

 

(1)を解き、(2)の証明は帰納法かなー?とか考えているところでタイムアップ。

 

こうして初の数学検定は幕を閉じました。

 

今後

二次試験はまぁ予想通りだったとしても、一次試験に落ちてしまったのはかなり悔しいところではあります。

 

もう一回数検1級にチャレンジするかと問われると微妙なところです。

 

モチベの面を言えば、一次試験に関しては勉強しても結局運ゲーになってしまう感が強いのが悩ましいところ。

(でも落ちたまま終わるのもなんか気分悪い...葛藤)

 

 

また大学が始まって忙しくなるのですぐには再挑戦しないと思いますが、自分の場合やりたい勉強が数ヶ月単位でコロコロ変わるのでまた波が来るかもしれません。

 

その時はまた勉強して挑戦しようと思います。

大学の授業で活かせることに気づいた

自分は文学部に所属しているので、一般教養科目(京大では全学共通科目と言いますが)以外の授業で数学に触れることはできないだろうと思っていました。

 

しかし、予想外にそんなことはなく(よくよく考えれば当然なのですが)文学部にも専門科目で統計の授業がいくつかありました。

 

シラバスを見てみると講義内容は数検1級のために勉強した内容の一部ではありませんか!

 

 

習熟度の浅さはあれど、一回勉強した内容と完全初見では理解するための労力が全く違います。

 

これだけで数学を勉強して良かったなと思えます。

 

また、数式にビビる機会が以前よりは大分減るというのも想像に難くないメリットです。

 

本を読んでいて大学内容の数学がでてくると、やはり一瞬適当に流してしまいそうになるんですよね。

 

人間、親しみのない情報に対しては、その理解難度に関わらず距離を取りたくなる気持ちが発生するもの。

 

統計や微分方程式とかの話には若干抵抗を感じてしまっていましたが、これからは一度冷静に立ち止まって理解に努めることができそうです。

 

 

 

そんなわけで初の数検1級の初受験の感想でした。

 

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