むかーしむかし、ネットに接続と言えばこれでした⇩
ダイヤルアップ接続です。
PCと家庭電話をケーブルで繋いで、インターネットに接続していたのです。
私は世代では無いと思うのですが、恐らく地域的な問題でしょう、幼い頃にこのダイヤルアップ接続でネットをやっていた時期があります。
このビヨーンビヨーンという音良くないですか?
「これからネットに接続するぞ!」という気持ちに毎回なってた覚えがあります。
とても懐かしい気持ちになるので、たまにこの音を聞きます。
ダイヤルアップ接続は電話回線を利用しており、ネットを繋いでいる間は確か電話が使えなかったはずです。
親がいない時を狙って、固定電話までケーブルを引いてこそこそネットに接続していました。
で、電話代がとんでもなく高くなって親に怒られるまでがセットです。
ネットで調べたら同じような人がいて「やっぱりそうだよね...」ってなりました。
当時、ネットに接続するというのは、誇張抜きに”別世界へ飛び込む”ものでした。
しかし今はその感情は消え、日常にネットが溶け込んでいます。
ネットをやっていること自体が根暗(当時陰キャという言葉はほぼ使われてなかった)というイメージが昔はありました。
今はネットをやっていない人を探す方が難しい。
ネットがインフラと化す中で、現実世界の価値観もネットに流入し、あれよあれよと色々な規制がされていきました。
別に全面的に「昔はよかった」というつもりはないですが、あの時のネットはもう戻ってこないんだと思うと悲しい気持ちになりますね。
私にとってダイヤルアップ接続音はその悲しみを誘うものです。