凡庸京大生の自由帳

京大卒ニートの自由帳

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政治興味ないけど今の政治面白くてワロタww&なぜ国民民主党が話題か

私はいわゆる、"政治に無関心な20代"の集合に入る部類の人間だと思います。

 

ただ、そんな私ですら今回の選挙及びそれに関連する政治の動きは面白いと思ってしまい、情報を追ってしまっています。

 

普通に1つのコンテンツとしてかなり面白いです。

今起きていること

今何が起きてるかわからない人向けに、できるだけ簡単に今起きていることを説明します。

 

数日前、衆院選の選挙がありましたね。

その結果、現状最大勢力である自民党公明党自民党のお友達だと思ってください)をあわせた議席数が過半数割れ(15年ぶり)となりました。

 

過半数割れですが、議席数最大なのは変わりません。

ではこの過半数割れの何が問題なのか。

 

これから首相を誰にするかを多数決で決めるのですが、その多数決で勝つためには過半数の賛成票が必要なのです。

 

もし過半数あれば、自民党代表の石破氏に対して、自民党公明党の人たちが「はいその人が首相でいいよ賛成ー」って言ったらそれが通ります。

つまり、その他の党の意見には事実上影響を受けなくなるということです。

 

しかし、今回は過半数割れしてしまったので、自民党としては、他の党に「うちに入れてくれん......?」と呼びかけて、なんとか過半数の賛成票をもぎ取りに行きたいところというわけです。

 

ちなみに、首相になれるのは最大議席数を取った政党の代表、といったルールがあるわけではありません。

自民党の次に人気な立憲民主党の代表の野田氏も首相になりたいということで他の党に協力を仰いでいます。

 

ただ、立憲民主党議席数的に、他のほとんどの野党の協力を得ない限り過半数はとれない状況です。

 

 

誰も過半数の票を獲得できなかったらどうなるの?という話なんですが、その場合は決選投票と言って、1番人気(自民の石破氏)と2番人気(立憲の野田氏)の多数決です。

 

だから結局、仲間票の多い石破氏になると思われるのですが、今後の政権運用のためにも連立政権(仲間増やし)など、なんらかの形で他の党とも連携していきたいのです。

話題の国民民主党

で、自民党の話に戻りますが、実際ほかの政党が自民党に協力してくれるかというと、めちゃくちゃ厳しい状況です。

 

2番人気である立憲民主党も、当然他の党に呼びかけしています。

共産党日本維新の会に呼びかけてみたところ、共産党は協力してくれそうでも、維新は渋い状況。

 

では、今回議席を大きく伸ばした国民民主党はどうか。

残念ながら、自民・立憲の両方の協力申請に対して答えはNOというのが現状です。

 

 

国民民主党は、今回の選挙で7議席から28議席へと大きく議席を伸ばし、与党・野党両方にとって重要な立ち位置なので話題にもなっています。

加えて、政策や政治運用姿勢の面でも話題となっているようです。

 

政策で言えばまず、国民民主党が実現したいことの第一に掲げている、「年収103万円の壁撤廃」はほぼ全国民の生活に直結するので、これに期待する国民は多かったのかもしれません。

 

バイトなどで年103万円を超えて稼ぐと課税対象となり、さらに親の扶養も抜けなければいけなくなり、結果的に親の税金がドンと増えるのです。

 

バイト戦士の大学生などは、これが理由でもっとお金を稼ぎたくても稼げなくなったりします。結果的に人手不足にもつながります。働きたい人がいるのにもかかわらず。

 

国民民主党はこの103万円の上限を178万円まで引き上げようと言っています。

ちなみに、非課税枠を75万円(178万 - 103万)あげるという話なので、年103万以上稼いでいる人にも減税効果があります。

 

こういったこともあり、国民民主党は若い世代、20代30代の支持者が多いです。

 

 

もちろん、我々国民は政治家には裏切られ続けてきましたから、多くの国民がそういった政策を手放しで「いいね!賛成!支持!」となるのは難しいことです。

 

そんな中で一応”現状は”、国民民主党はそういった国民の期待を裏切らないよう行動しているようです。

 

自民党と連立政権を組めば、閣僚ポスト(〇〇大臣になれる権利)ゲットというお得ボーナスもあるのですが、「欲しいのはポストではなく政策実現」とし、連立政権は拒否しています。

 

また、政党単位での協力ではなく、政策単位での協力を強調しています。

 

「この政党と仲間だから賛成/反対か」ではなく、「(党関係なく)この政策そのものに対して賛成/反対か」というふうに政治を進めていこうという立場です。

 

「当たり前じゃね?」ってなる人が多いかもしれませんが、まぁその当たり前を公の場で言う人がいなかったので......

 

政治界でのHIKAKINみたいなもんです。周りが勝手に評価を下げていってる感じ。

 

 

繰り返しになりますが、今まで国民は裏切られ続けてきており、現状だけを見て「うおーー!!玉木(国民民主党代表)ーー!!」となれない人は多いでしょう。

とりあえず「評価保留の静観」という人が多そう。私もそうですが。

 

 

私自身、政治への興味は全然ないし、特別お熱になってる支持政党もないのですが、少なくとも今までの政治状況とは違ってきているというのは事実であり、それをコンテンツの1つとして楽しんでいます。

 

何かが変わるというのは面白いです。

国民からみた”分かりやすさ”の重要さ

国民民主党を見て思ったのですが、やはり国民から見て分かりやすい1つの公約を繰り返し主張するというのが大事なんだなと思いました。

 

各政党、様々な公約を掲げています。

もちろん、国民民主党も複数の公約を掲げていますが、国民民主党は「年収103万の壁撤廃」を徹底して訴えました。

 

これは有権者からしたらとても分かりやすいものです。

 

色々公約を主張しても、政党は多いですし、人間の認知には限界がありますから、「結局この政党は何がしたいんだっけ...」となってしまうでしょう。

 

そんな中、国民民主党は「国民民主党と言えば年収103万の壁撤廃!」という、印象付けに成功したと言っていいと思います。

 

 

以前、参議院選挙でNHKから国民を守る党が1議席獲得という、すごいことが起きましたがあれも国民に非常にわかりやすかった。

 

NHKをぶっ壊ーす」

 

うん。誰がどう見ても「この党はNHKをぶっ壊したいんだなぁ」とわかります。

 

この”わかりやすく1つに絞って主張”っていうのは、選挙以外にも通じそうですね。

 

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